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  • パールのお手入れについて

    皆さん、こんにちは。

    6月はジューンブライドということで、結婚式に招待されている方も多いと思います。

    結婚式に着けていくジュエリーにパールジュエリーを選ばれた方は、

    着用後にパールジュエリーのお手入れをしていますでしょうか。

    パールはデリケートな宝石で、特に酸性に弱いという性質があるので酸性の食品等には注意が必要です。

    ただ、私達スタッフもどれだけパールが酸性の物に弱いのか見たことがないので、

    実際に実験をしてみました。

    2017061515251213932.jpg

    マベパールに20%のレモン果汁を一滴垂らしてしばらく様子を観察してみました。

    2017061515251213932_1.jpg

    2017061515251213932_2.jpg

    約3時間でレモン果汁を垂らした部分の真珠層が溶けて跡が残ってしまいました。

    下のレモン果汁に浸かっていた部分は白く変色しています。

    2017061515251213932_3.jpg

    確認してみると表面が溶け白い粉状の物が残っています。

    レモン果汁に浸かっていた部分は予想以上に痛みが激しくボロボロになってしまいました。

    パールの光沢を出している真珠層は酸性の物に溶けるという性質を持つので、

    酸性の食品等がついてしまうとパールの表面にある真珠層が溶けてしまい光沢が失われてしまいます。

    特に気を付けるものをまとめると
         特に気をつけるもの
    ほとんど酸類で溶かす力が強いもの
    気をつけるもの
    溶かす力は弱いが、
    色素による汚染や変質の恐れがあるもの
    食品酢、果物、マヨネーズ
    ドレッシング、ジュース類
    コーヒー、お茶、ビール、アルコール類
    醤油、味噌、食用油、水
    洗剤漂白剤、サニタリー薬品 洗濯のり、食器用洗剤
    医薬品
    化粧品
    酸性、アルカリ性薬品
    マニキュア、除光液、ヘアスプレー
    ベンジン、アルコールうがい薬
    日焼け止め
    その他マーカー、インク、インク消し
    温泉
    灯油、石油類
    歯磨き粉、プール、ペンキ

    もしも披露宴や二次会等でパールに食べ物や飲み物等が付いてしまった時は、

    すぐに柔らかい布で拭き取って下さいね。

    着けた後のパールのお手入れ方法は、専用のクロスや柔らかい布で優しくから拭きをするだけです。

    DSCN6501.jpg

    左はお手入れ前のパールネックレスです。

    右の珠は同じパールネックレスの珠を綺麗に拭いた後です。

    左の珠は全体的に光沢がぼやけていますが、お手入れ後の右の珠は光沢が戻っています。

    お手入れをするとこれだけ差が出てくるので、

    大切なパールジュエリーのお手入れはしっかりとしましょうね。

     
     

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